新着情報

  • 450円の幸福、東京銭湯探訪記

     立春とは名ばかりの厳しい寒さが続いています。寒さが身にしみる日は、ゆっくりと湯船につかってリラックスしたくなります。日本の公衆入浴文化は外国人にも人気があり、訪日外国人による銭湯の利用が増えているそうです。都会の民家の中にある銭湯で日本文化をゆっくり味わうのは、地方の温泉宿で湯につかるのとは全く違う楽しみがあるようです。日本の銭湯に魅せられた韓国人女性作家による銭湯探訪記を紹介します。原題:450엔의행복,도쿄 목욕탕 탐방기 出版日:2012年5月25日                             ...

    2017-02-11 (土)
  • 2016年、「韓国文学」関連書の出版状況

    2016年、「韓国文学」関連書の出版状況          舘野晳(翻訳家・出版文化国際交流会理事) 2016年に刊行された「韓国文学」を振り返って見ると、「小説」の奮闘ぶりが目立った。大家に属する金東仁①『小説大院宮: 雲峴宮の春』(彩流社)、李泰俊②『思想の月夜ほか五篇』(平凡社)、玄鎮健③『無影塔』(キンドル版)を筆頭に、朴景利④『完全版土地』(1・2巻、CUON)、李文求⑤『冠村随筆』(インパクト出版会)、趙世煕⑥『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)。さらに中堅・若手では、玄吉彦⑦『島の反乱』...

    2017-02-03 (金)
  • 『関釜連絡船』

     昨年10月に「日本語で読みたい韓国の本」で紹介した韓国の国民的作家、李炳注の『관부연락선1、2(関釜連絡船)』が、橋本智保さんの翻訳で藤原書店より刊行されました。 李炳注は、『智異山』、『山河』、『その年の5月』など、歴史を素材にしたスケールの大きい、かつ哲学を込めた文学作品を数多く残しています。『関釜連絡船』は1968年4月から1970年3月まで『月刊中央』に連載された長編小説で、李炳注の作品のなかでも最高傑作だと言われています。  訳者あとがきの一部を紹介します。 歴史を素材にしつつも、国や言語、時...

    2017-01-26 (木)
  • 2016年ベストセラーランキング

     松の内も明け、通常の生活に戻りつつある頃かと思います。皆さま今年の「読み初め」はどんな本でしょうか?  さて、昨年末に「教保文庫」と「yes24」から発表された資料をもとに、2016年のベストセラーを振り返ってみます。 まず、両サイトで1位、2位の座を分け合った2冊の書籍を紹介します。 1冊目は昨年マン・ブッカー賞を受賞した、ハン・ガンの『채식주의자』(『菜食主義者』きむ ふな訳 クオン)。受賞後には1日に1万冊以上という売上を見せた本書は、作品が放つ独特の世界観で世界中の読者の心をつかみ、現在も人気を集めていま...

    2017-01-12 (木)
  • 2016年に刊行された韓国の本

     2016年も残すところあと1日となりました。 今年、どんな韓国の本が翻訳され、出版されたのか、文学を中心にまとめてみました。 韓国現代文学で最高の大河小説と言われている朴景利の『土地』第1巻、第2巻をはじめ、拷問技術士として多くの無実の民を牢獄に追いやった父とその娘のゆがんだ関係を描いた千雲寧の『生姜(センガン)』、今年「ブッカー国際賞」を受賞した『菜食主義者』の著者ハン・ガンが光州5.18事件を舞台に鎮魂の物語を書き上げた『少年が来る』など、様々なテーマの本が出版されました。この年末には、韓国で130万部のロン...

    2016-12-30 (金)